郷土料理レシピ

山形の郷土料理レシピ

どんがら汁

【材料(4人分)】
  • 寒たら(頭付半身、内臓)500g
  • 豆腐1丁
  • ネギ1本
  • 岩のり適量
  • 6カップ
  • 味噌大さじ5
  • 50cc
どんがら汁
【レシピ】

1.寒たらは頭も骨もぶつ切りにします。

2.豆腐は角に切ります。

3.ネギをぶつ切りにします。

4.鍋にお湯を沸かして「1」を加え、丁寧にアクを取り除きます。

5.「4」が九分通り煮えたら、豆腐、味噌、ネギを加えてひと煮立ちさせます。

6.器に「5」を盛り岩のりをのせてできあがりです!!

【指導】山形中央クッキングスクール校長 古田 久子 先生

〒990-0025 山形市あこや町3丁目3-20 TEL:023-622-1676 FAX:023-622-8038

「どんがら汁」とは……

「魚へんに雪と書いて鱈と読む。」

鱈は魚へんに雪と書きます。その通り12月から2月頃まで真冬が旬の魚です。
荒波にもまれた日本海の真鱈は身も締まり、脂もたっぷりのりきった、この季節のどんがら汁は、 ピーンと厳しい寒さをも喜びに変えてくれる暖かい汁物です。また、このどんがら汁の名前も面白く、土地の人は、胴とガラ(頭、骨等アラ)を一緒に煮るのでと……。
しかし、真鱈一本をおろしてみましょう。仮に重さ5kg、三枚におろすと頭と中おちで3kg。しかも骨は大きく太く骨の髄はおいしそう。内臓1kg。脂ののった肝臓(アブラミ)しらこ。上身1kg。この解体を体験すれば、頭も骨も内臓もドーンと使わねば……。そんな気持ちでガラの接頭語になったのでは……。
白い上身はそれに比べて淡白。味噌味の汁物が最高。 内陸地方では葱や豆腐を加えますが本場庄内では、冬の風物詩となっている岩のりだけの味噌仕立。 冬の集客料理として庄内地方の観光に大きく寄与しています。

※庄内地方では鱈と岩のりだけで作るのが特長です。
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