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郷土料理レシピ
山形の郷土料理レシピ
納豆汁
【材料(4人分)】
- 納豆1袋
- 豆腐1/2丁
- 油揚げ1枚
- 芋がら20cm×2本
- こんにゃく1/2枚
- ネギ・芹・唐辛子適量
- ダシ汁5カップ
- 味噌大さじ4
【レシピ】
1.豆腐は1cmの角切り、油揚げは油抜きをして1cmの角切りにします。
2.芋がらはもどして5mmに切ります。
3.こんにゃくは下茹をして1cm角に切ります。
4.ダシ汁に芋がら、こんにゃく、油揚げを入れて煮ます。
5.「4」がやわらかくなったら豆腐とすりつぶした納豆、味噌を加え沸騰する前に火を止めます。
6.椀に盛り、きざみネギ、芹、唐辛子を添えてできあがりです!!
【指導】山形中央クッキングスクール校長 古田 久子 先生
〒990-0025 山形市あこや町3丁目3-20 TEL:023-622-1676 FAX:023-622-8038
「納豆汁」とは……
「え~? あのネバネバした納豆がみそ汁に!?」
納豆汁はまさしく日本料理の中の異国料理的。そんな感じさえ受ける県外の人々……。
でも、体のしんしんと冷える夜は納豆汁が一番……。暖まるだけでなく、栄養的にも理にかなっています。
まず「味噌・豆腐・油揚・納豆」一つの料理に四つも大豆蛋白が入っています。大豆・納豆の効能はよく知られているところ。次に必ず“いもがら”が入ります。これはずいきと茹でて、秋、太陽をさんさんと浴びて干し物になります。太陽の少ない冬、太陽を食べると同じ。骨に関与するビタミンDを含んでいます。こんにゃくは昔から砂落しといわれ、繊維質が一杯。葱は活力の元。唐辛子はミネラルの宝庫。
昔、栄養的見識のない頃、生理学的自然欲求生活の知恵、体験的欲求で、各季節にこれを食べないと健康が保てないよ…と私達に残してくれた、それが郷土料理。先人の命の叫びのように私には感じられ、大切に次の世代に残してゆきたいものです。