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郷土料理レシピ
山形の郷土料理レシピ
いも子汁
【材料(4人分)】
- 里芋600g
- 牛肉300g
- こんにゃく1枚
- ネギ1本
- ダシ汁8カップ
- 酒50cc
- 砂糖1/3カップ
- 醤油大さじ4
- 塩少々
- A
【レシピ】
1.里芋は大きいものはふたつに切り、塩もみをしてぬめりをとります。
2.牛肉は食べ易い大きさに切ります。
3.ネギは太めの斜め切りにします。
4.こんにゃくは一口大に手でちぎります。
5.「A」の中に「1」の里芋、「4」のこんにゃくを入れて、里芋がやわらかくなるまで煮ます。
6.「5」がやわらかくなったら、牛肉を加え、浮き上がるアクをとり、煮立て、ネギを加えてひと煮立ちしたらできあがりです!!
【指導】山形中央クッキングスクール校長 古田 久子 先生
〒990-0025 山形市あこや町3丁目3-20 TEL:023-622-1676 FAX:023-622-8038
「いも子汁」とは……
「いも煮会、終わりましたか?」
山形の9月は「いも煮会、終わりましたか?」この挨拶から始まり、 十万人が馬見ヶ崎川原に集う山形市恒例の「日本一大鍋いも煮会フェスティバル」が山形名物いも煮会の幕開けとなります。いも子汁・いも子煮・いも煮会等と呼ばれますが内容は同じです。 そのルーツは古く、農耕神事とも、紅花交易による最上川船文化に端を発する等、説は色々ありますがともあれ、 弘化2年、山形城主秋元但馬守、館林に移封の際「芋を煮て別離の宴を催した」この人です。 この記録を知れば、300年余、紆余曲折しながら今に伝承された食の文化と言えるでしょう。芋の煮方も、里芋・牛肉・こんにゃく・葱、醤油味山形方式、 また、馬鈴薯・豚肉・こんにゃく・ごぼう等、味噌味庄内方式と二分され、 風土生活習慣の中で醤油か味噌か、牛か豚か。それぞれ味自慢の対象となっております。また、当初は葱は使わない(越冬野菜)牛肉は明治以降で棒鱈を使い、里芋が冬は越せませんでした。 それで年内に食べきろうとしたのでしょうか。
※庄内地方は豚肉を使用して味噌味に仕上げます。